頭皮はお顔の2倍以上脂性!
突然ですが、皮脂が作られる皮脂腺の数・・・
お顔がいちばん脂性(あぶらしょう)に感じますが、
実は頭がいちばん皮脂腺の数が多いです!
ということは頭がいちばん脂性です!
ちなみにお顔の皮脂腺の数は1㎠あたり60前後ですが
頭は1㎠あたり160前後
お顔の2倍以上脂性、ということになります。
皮脂って悪者扱いされてますが・・・
よくテレビなどで
皮脂が毛穴に詰まることによって薄毛になる…みたいな広告を目にしますが
皮脂って悪者なんでしょうか・・・?
答えはNOです。
皮脂があるから
お肌表面のバリア機能が整います。
バリア機能が整うことによりお肌の中を潤った状態に維持できます。
バリア機能が整うことにより紫外線や化学物質、アレルゲンなどをブロックできます。
皮脂のおかげで整ったバリア機能が
①乾燥から身を守っています
人間の身体は65~70%が水分でできている、と言われています。
表皮の上に皮脂があるから体内の水分の蒸発を防いでいられます。
②異物の侵入を防止しています
お肌はゴアテックスのように水を通さないためにあるものです。
異物や細菌が体内に入らないようにバリア機能が働いています。
③免疫機能の最前線です
バリア機能が乱れて万が一にも細菌などが侵入した場合、敵の侵入を免疫細胞へ伝達します。
皮脂の取り過ぎが諸悪の根源
今の現代人の生活は皮脂を取ることに注力していますね。
だから肌トラブルが増えた、とも考えられます。
専門家に言わせると皮脂が出せなかった生き物は死滅しているとか。
人間の最後の(又は最新の)進化が皮脂を出すことなのです。
だから毛穴つまりで薄毛になることはありません。
むしろ皮脂の取り過ぎが昨今の薄毛を増やしていると言えるかもしれません。
まとめ
皮脂があれば「髪が生える」システムを持つのが肌です